こんにちは、妊活中で不妊治療をしているちーです!
卵巣年齢が知れるといわれているAMH(抗ミュラー菅ホルモン)検査ですが、みなさんは受けたことはありますか?
私は不妊クリニックへ通ってすぐにAMH検査を受けました!そこで衝撃的な事実を知りました。(私的には人生で1,2位を争うショッキングな事実でした)
この記事ではAMHについて私の実体験も踏まえて書き進めていこうと思います。
私の体験談
私が不妊クリニックへ行き、2回目の通院で医者から言われたこと。
それは…
あなたのAMHは1.68で卵巣年齢でいうと41歳です。
早めの体外受精をオススメします。
私はその場では衝撃的過ぎて言葉が出てきませんでした。
心の中では
え…?どういうこと?私、26歳なのに?
もう子供は難しいってことなの?
体外受精ってどんなものなの?
不妊クリニックへ行き始めた時には、「まずはタイミング法を半年して、そのあとに人工授精を半年してきっとその辺で妊娠する!!」くらいにしか思っていませんでした。
それなのにすぐに体外受精なんて…
実年齢とかけ離れた数値にショックを受け、頭が追い付かず、言葉が出てきませんでした。
その場ではAMHについて書かれた紙をもらい、何もなかったかのように帰宅しました。
帰宅すると
「これが原因で今まで1年間も妊娠できなかったのか」「旦那に申し訳ない」そして女性としての喪失感が出てきて、涙が止まりませんでした。
泣きつかれてぼーっとしていた時に、医者は妊娠できないとは言っていなかったことを思い出し、全力でAHMについて検索しました。
- AMH 低い
- AMH 低い 体外受精
- AMH 低い 妊娠率
などなど…2時間くらい夢中で検索してたかな。
そして【AMHが低いということは、卵子の残りの数が年齢平均より少ない。ただ、妊娠率はAHMが低くでも変化はしない】ということを知りました。
AMH検査について
AMHはアンチミュラーリアホルモンと呼ばれたり、抗ミュラー菅ホルモンと言われたりしています。ちまたでは卵巣年齢検査とも呼ばれています。
AMH検査は卵子の発達過程にある前胞状卵胞から分泌されるホルモンを調べられる検査で、女性の卵巣予備能を調べられます。
AMHが低いと卵巣に残っている卵子の数が少ないかもという指標になるとか。逆にAMHが高すぎる場合は多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の可能性があります。PCOSは卵巣内にいくつもの小さな卵胞が存在し、排卵しにくいといった身体の状態になることもあるようです。
検査は採血で可能です。結果がわかるのは2週間後でした。(クリニックによって違うかもしれません)
予算は不妊クリニック通院時の検査ではAMH検査だけで8,000円でした。(保険適応外)体外受精の採卵周期に検査の場合は保険適応となりました。
ちなみにAMHは前胞状卵胞を見ているため、計測周期によってもバラツキがあるとも言われています。
AMHが低くなる原因
AMHが低くなる原因は喫煙、卵巣の手術(卵巣嚢胞)、子宮内膜症(チョコレート嚢胞)などがあると言われています。また一部では栄養不足もAMHが低くなる原因ともいわれています。最近ではビタミンDが低いとAMHが低くなるとも言われています。研究ではビタミンDの摂取によってAMHの値の上昇を認めたという報告もあり、ビタミンDの摂取が卵巣予備能改善に関係する可能性が示唆されています。※
しかし一般的には原因がわからず低値という人が大半だとか。
私の場合は心当たりがありました。
それは栄養面(生活習慣)が原因ではないかと思っています。病院勤務だった私は毎日10時間~13時間労働は当たり前でした。昼休みを取れない日も何度もあり。そして取れた日の昼食は大好きは白米と梅干のみなんてことも。これではビタミンDどころの話ではありません。
そして朝から晩までぎっしり患者さんの予約が詰まっているため「トイレへいけないため、水分も取らない」という生活をしていました。今思うとこれは忙しさを理由にして自分を苦しめていた行為だったと思います。そんな生活を6年間ぶっ続けでしていたのでなんとなくAMHの検査結果にも納得。そして低AMHとともに子宮内膜症、子宮ポリープも見つかりました…。
※参考文献:・Naderi Z, Kashanian M, Chenari L, Sheikhansari N. Evaluating the effects of administration of 25-hydroxyvitamin D supplement on serum anti-mullerian hormone (AMH) levels in infertile women. Gynecol Endocrinol. 2018;34(5):409-412.
・Chu J, Gallos I, Tobias A, Tan B, Eapen A, Coomarasamy A. Vitamin D and assisted reproductive treatment outcome: a systematic review and meta-analysis. Hum Reprod. 2018;33(1):65-80.
低AMHの妊活について
低AMHの方でも自然妊娠をしている方は大勢います。私のインスタのフォロワーさんでも体外受精の間のお休み周期で妊娠したという方もいらっしゃいました。
またAMH検査で低AMHと分かったことで早めに体外受精へのステップアップを決断するきっかけにもなることもあります。
私はまずはタイミング法1周期、人工授精3周期とチャレンジしましたが妊娠せず、体外受精へ早めにステップアップしました。私は子供は2人は欲しいという希望があり、余剰胚を作っておくためにも体外受精へのステップアップは期待のほうが大きかったです。
ちなみに…私たち夫婦の場合は低AMHだけではなく、子宮内膜症や男性不妊がありました。
低AMHの体外受精について
低AMHでは一般的に体外受精で採卵できる数は年齢平均と比較して少なめといわれています。※採卵できる卵子の数は刺激法によっても異なる場合があります。
私は20個採卵できました。うち9つが胚盤胞での凍結ができました。
グレードは…5日目の胚盤胞が4AA3個、4AB2個、4BA2個、4BB1個、6日目の胚盤胞が4AA1個でした。
一般的には採卵数が少なめといわれている低AMHでもこんなケースもあります。
ただ、胚盤胞は多ければ多いほうが良いということではなく、あくまで妊娠できる胚であることが大切だと思います。低刺激で少ない卵子を採卵するというクリニックもあるようです。あとは通っている病院の先生の考えもあるかと思います。病院の先生また家族とよく相談して進めていけるといいですね。
AMHとの向き合い方について
初めにAMHが低いと知ったときは人生の終わりかのようでした。
世の中では良いにも悪いにもいろんな情報が溢れていて、とても気持ちが焦るものもありました。
ただAMHが低いことは【妊娠率には影響しない】
ということを初めから知っていたらそこまでショックは受けなかったと思います。
AMHが低いということは卵巣に残っている卵の数は少ないかもしれないという指標に過ぎないということ。
その結果を知れたということには大きな意味があると思うんです。私は低AMHということを早めに知れたことはラッキーだったのかなと考えるようにしました。それは早めに体外受精を視野にいれられたからです。私は早めに体外受精へ進み貯卵があることで、AMHの低下への不安(精神的負担)は少し減りました。
また検査によりAMHが低いということを知り原因についても考えることができました。
私の生活習慣を見直すきっかけをくれたのは間違いなくAMH検査です。今は食事のバランスを考えながら、毎日楽しく食事ができています。
低AMHの現在
AMH検査を受けてから「食事(栄養面)」を整えて、しっかり「水分補給」を行う。そして「運動」、「睡眠」時間を確保するようになり、体の疲労感は感じにくくなり心にも余裕が出てくるようになりました。
そして、初めてのAMHの検査から半年後の体外受精開始時のAMHの再検査では【1.69】と低下はしていないことがわかりました。周期によって多少の誤差はあるようですが低下していないというのは私にとっては、嬉しい出来事でした。
あのままの生活をしていたらAMHが低いという以前にきっと体のどこかしらに不調をきたしていたのでは?と思っています。